プロフィール


名前 【愛夢OK(あいむOK)】
年齢 【黄忠より年下】
勢力 【ずっと劉備軍】
ギルド『まったり村』村長です。
宝物 【奥さん(愛美奥参)】
奥さんと一緒に、のんびり、無双 Onlineを楽しんでいます

◆キャラプロフィール◆

カテゴリ


PR


色々なブログ紹介


三国志夢想伝010 「白き閃光」

 黄色い布…。
 時を越えてきた民達の中には、その布の意味を知っている者もいた。

 それは、三国志の時代の引き金を引いた者達のしるし…。
 黄巾賊(こうきんぞく)のあかし…。

 もうもうと立ち上る砂煙が、食料輸送隊の前方に見えてきた。
 その砂煙に追われる人の波。
 村の民達であった。

 なぜ、この場所に、敵襲が…。
 なぜ、この時に、黄巾賊が…。

 前方の敵に動揺している、食料輸送隊。
 さらに、側面からも、敵が現れた。
 無数の黄巾賊が、食料隊に襲い掛る。

「我は、人公将軍張梁(ちょうりょう)!」
 それは、黄巾賊の張梁の軍であった。

 明らかに、待ち伏せされていた…。
 なぜ…。

 ……

 まさか、こんな所で人材を育てているとはな…。
 さすがは諸葛亮とでも言っておこうか…。
 ふっふっふっふ…。

 ……

 食料輸送部隊も、村の民達も、必死に逃げた。
 敵の奇襲は、部隊を混乱させる。
 右も左も分からずに、砂煙の中を、逃げ惑う。
 長坂が、地獄に変わっていくようであった。

「あ~、こっち来るな~!」
 愛夢OKも、奥さんも、怖くて泣いていた。
 逃げても逃げても、行く先々に敵が現れる。
「くそ~、こうなったら、やっつけてやる~!」
 と言ってはみたものの、
「武器ないし~」
 どうやら、武器を放りだして、逃げてしまったようだ。

 とにかく、二人で走った。
 泣きながら、顔を砂まみれにして、息を切らせて走った。

 愛夢OKは、障害物がある毎に引っかかって、何度も転んだ。
 奥さんは、疲れて動きが遅くなってくる。
 胸が苦しい、足が重い。
 しかし、あきらめないで走り続けた。

 ……

 劉備がいる場所は、長安であった 。
 劉備は、遠く、空のかなたを見ていた。
「我が君、洛陽が見えますか…」
 諸葛亮の声が、白羽扇で揺れる風に乗って、流れる。
「ついに、ここまで来た。もう、洛陽は目の前だな」
 劉備の言葉に、諸葛亮が微笑む。

 先の争奪において、蜀軍は、魏軍をやぶり、この長安の地を手中におさめた。
 もう、魏の都、洛陽は目の前であった。
 さらに、呉軍との戦いも制し、大きく、太平の世に近づいたのである。

 五虎将の比類なき強さ。
 そして、着実に力をつけてきた、無双軍の強さ。
 五虎将の元、無双軍の精鋭部隊は、連勝を重ねたのであった。

「新しき兵達が、我が蜀軍の大きな力になっている。関羽や張飛も、彼らの力に驚いていたようだ」
「彼らは、今、真の無双軍になろうとしています。五虎将と無双軍の力があれば、太平の世も夢ではありません」
 諸葛亮は、そう言うと、さらに、劉備に進言した。
「我が君! かねてより計画していた、内政軍事の充実。今まさに、その時かと思います」
 諸葛亮の言葉に、劉備は、うなずいた。

 君主劉備玄徳より、蜀軍に君命が発令された。
 内政「軍事」を上昇させよ!
 来るべき決戦に向け、蜀軍の軍事を強化するのである。

 ……

 しかし、無双軍の内政部隊は、張梁の軍に蹂躙されていた。
 (T_T)

 愛夢OKは、奥さんを抱きかかえて、物陰に隠れていた。
 もう、奥さんは走れない。
 どうしよう、どうしよう…。
 アタフタしながら、涙をぬぐった。
「あ~、砂が目に入って痛い~」
 (T_T)

 どうする事も出来なかった。
 このまま隠れ続ける事が出来るわけもなく、しだいに、敵兵が近づいてきた。

「ここにいたぞ。女もいるぞ!」

 馬のいななき。
 叫び声。
 黄巾賊が、二人を取り囲んだ。

 強くもなければ、武器も持っていない。
 しかし、奥さんを守るのだ~!
 愛夢OKは、最後の力を振り絞って、立ち上がった。
 そして!
 砂を投げつけた~!
 (@_@)

 …ただ、砂煙が立っただけであった。
 (T_T)

 それでも、砂を投げつける。
 泣きながら、必死に砂を投げ続けた。
 (ToT)/

 黄巾賊は、砂煙をよけて、その行為をあざ笑った。

 それでも、砂を投げつける。
 最後まで、奥さんを守るのだ~! 
 (ToT)/

 何度も何度も、砂を投げつける。
 腕が痛くなっても、投げ続ける。
 何だか、頭がフラフラしても、投げ続ける。
 (@_@)

 しかし、愛夢OKは、すっかり意識が朦朧としていた。
 周りに立ち込める砂煙が、ぼんやりと見えるだけであった。

 それでも、砂を投げつづけていたが、しだいに、周りの砂煙が白く見え始めた。
 右に左に、白いものがボンヤリと見えてきた。
 とうとう、意識がなくなっていくのかもしれない。

 奥さん、ごめん、もうダメだ~。
 愛夢OKが力尽きて、再び奥さんを包み込んだ、その時!

 ビシュッ!

 砂煙の中に、白い閃光が走った!
 何かが、飛び出してきた。

 再び閃光が!
 無数の光が、砂煙を突き刺す!
 その度に、辺りから、叫び声が聞こえてきた。

 砂煙の向こうで何が起こっているのか?
 二人は、呆然としていた。

 しだいに、砂煙が消えていく。

 そこには、白馬が…。
 そして、人影があった。

 鋭い閃光が、敵を蹴散らす。
 風をも切り裂く豪竜胆!

 趙雲子龍(ちょううんしりゅう)!

「ご無事ですか」
 趙雲の笑顔が、二人の前に現れた。 
 二人を取り囲んでいた敵は、すべて倒されていた。

「趙雲将軍、ありがとうございます~」
 二人は、泣きながら、趙雲に礼を言った。

 趙雲が乗る白馬「白龍」は、日に千里を走る名馬。
 呉との戦が終わった後、趙雲が、疾風のごとく駆けつけたのであった。

「お二方、我が愛馬白龍に乗って下さい」
 趙雲は、馬から下りると、二人にそう言った。
「でも、それでは、趙雲将軍が…」
 奥さんの言葉に、趙雲は、
「大丈夫です」
 と、笑みを返した。
 そして、言った。
「この趙雲の命、仲間を救うためにあります!」

 二人は、趙雲の言葉に、涙を流した。

 二人が、白龍に乗ると、趙雲は、白龍の尻をピシッと叩く。
 白龍は、まるで行き先を知っているかのように、走り出した。


 長坂の地に、趙雲子龍、ただ一人。
 砂煙の彼方に押し寄せる、無数の敵。
 黄巾賊、張梁軍。

 右手に光る豪竜胆!
 趙雲子龍、いざ参る!



今回は、趙雲子龍の名場面、「長坂の戦い」をネタにしてみました。
(^^)v

物語の中で、趙雲の乗る馬「白龍」が登場しています。
ネットで調べていたら、趙雲の民間伝説の中に「白龍」という馬が登場していたので、物語にも登場させてみました。
映画レッドクリフでも、白龍が登場しているそうですね。
(^^)v
関連記事

 | ホーム |